こんにちは。nikokoです。
クリスマスも終わって、今年も残りわずかとなりました。
来年はどんなことに挑戦していこうかなと考えてみました。
来年も自分の好きなこと・楽しいことにドンドン挑戦していきたい!
そう思って、楽しいことをみつけて様々なことに挑戦していくお話しを
作ってみたくなり、今日はその第1話を作ってみました。
最後まで読んでいただけたら、うれしいです。
そして読み聞かせして頂けると嬉しいです!
リンティーと小さなキラメキ山
とある小さな北の方にある国に、小さな山がありました。
そこは、キラメキ山とよばれる秘密の場所でした。
なぜ秘密なのかというと、キラメキ山はしあわせをもたらす妖精たちが
住む山だったからです。
妖精たちの中に、リンティーというかわいい女の子の見習い妖精がいました。
リンティーったらとても足の速いこと速いこと!
走るのが大好きで、毎日キラメキ山の中を元気いっぱいかけ回っていました。
そして、パパ妖精のロンティーとママ妖精のスザリーナと
キラメキ山の中央の‘キノコ通り‘の近くに住んでいました。
このキラメキ山に住む妖精たちには、不思議な力がありました。
さきほども言いましたが、妖精たちにはしあわせをあたえてくれる力が
備わっているのです。
そのしあわせは、妖精の国だけでなく、人間が住む世界にもあたえる
ことができるのでした。
ただ、その力は妖精それぞれで異なっていました。
ちなみに、パパ妖精のロンティーには物が
すぐにこわれないように長持ちできるしあわせパワーがありました。
ママ妖精のスザリーナには、草や花や木々を元気にする
しあわせパワーがありました。
でも10才のリンティーは、まだ自分にはどんなパワーがあるのか
わかりませんでした。
ある日のこと、いつものように、
リンティーはキラメキ山を散策しに出かけようとしていました。
ママ妖精のスザリーナは、出かけようとしたリンティーを呼び止めました。
「リンティー。今日はあなたに大事なおはなしがあるのよ。
今、パパが‘ポカポカ川‘のあたりで、キラメキ山感謝祭の準備にでかけているの。
パパが帰ってきてから、一緒におはなししましょう。」
「それは、いいニュース?わるいニュース?」
「もちろん、いいニュースよ。」
そういって、スザリーナママはにっこり笑いました。
「いますぐ聞きたいわ!」
楽しいことが大好きなリンティーはパパの帰りが
まてないくらいウキウキしてきました。
「まぁまぁ慌てないで。じきに分かるから。」
スザリーナママはそういって、家じゅうのゴミを集めはじめ、
掃除しはじめました。
リンティーはパパを呼びにキラメキ山感謝祭の会場の方へ向かうことにしました。
だって、スザリーナママはああいっていますが、
早くいいニュースを聞きたいのです。
ちょっとあわてんぼうのリンティーは、
いてもたってもいられないのです。
玄関を飛び出したリンティーは、
スザリーナママが言っていた‘ポカポカ川‘の方めがけて、
得意の走りでズンズンと進んでいきました。
ちなみに、‘ポカポカ川‘といわれている川ですが、
この川の流れを半日ずっと眺めていると、
イライラした気持ちも不安な気持ちも悲しい気持ちも
すべてを穏やかなあったかい気持ちにかえてくれる力があるので、
この名前がつけられているそうです。
リンティーは水たまりも軽々とびこえ、
ちょっと険しい‘かがやき坂‘もスイスイと駆け上りました。
ちょっと丘までくると、下の方に‘ポカポカ川‘がみえてきます。
「あそこにパパがいるわ!」
ウキウキする心を抑えきれず、
スキップしながら早足で丘をくだっていきます。
そのときとつぜん、どこかからか生えている草のつるが足にひっかかて、
リンティーは大きく転んでしまったのです。
ドテン!
「きゃっ!いたたたた・・・」
リンティーは、あまりの痛さにしばらく動けなくなってしまいました。
そのとき、小さな木々のものかげから、声が聞こえてきました。
「だいじょうぶ・・・かな?」
「だれかいるの?」
リンティーは痛めた足をひきずりながら、声のする方へ行ってみました。
小さな木々の間から、ひょっこり1人の男の子の妖精が顔を出しました。
「はじめてみるわ。あなたはだれ?この辺に住んでいるの?
ここで何をしていたの?」
リンティーは、あわてていろんなことをいっぺんに聞いてしまいました。
「ハハハハハ。
そんなにたくさん質問できるんだもの、きみは、大丈夫そうだね。」
「・・・。えぇ。足はちょっとすりむいちゃっただけだから、
だいじょうぶよ。ありがとう・・・。」
リンティーは少しはずかしくなって、ほっぺたがちょっぴり赤くなりました。
「だいじょうぶなら良かった。
でも、すりきずも痛いだろうから、ぼくが治してあげるよ。」
「えっ?治すって・・・。」
リンティーが聞き返す間もなく、その男の子の妖精は、リンティーの足のすりきずの方に手をかざしました。
すると、不思議なことに、リンティーの心はあったかくなって、
すりきずの痛みは飛んでいってしまいました。
「すごい!痛みが消えたわ!!ありがとう!」
リンティーは男の子の妖精にお礼を言いました。
「それはよかった。」
男の子の妖精は安心したように優しく微笑みました。
「あなたはいったい誰なの?」
リンティーは今度はゆっくり質問してみました。
男の子の妖精は、少し咳払いをして、ゆっくりこう答えました。
「ぼくの名前はダンキ。ダンってよんでくれていいよ。」
そういって、ダン(ダンキ)は、にっこり笑いました。
リンティーもニコニコ笑うダンの顔をみて、にっこり笑いました。
つづく・・・。
まとめ
今日はキラメキ山のこと、主人公リンティーとダン(ダンキ)との出会いなどについて、書かせていただきました。
少しでも、ワクワク楽しい気持ちになって頂けたらうれしいです。
またつづきを書いていきますね!
今日も、最後まで、よんでくださり、ありがとうございました。
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