こんにちは。nikokoです。
いよいよ12月に突入しました。いろいろ忙しい時期ですけど、
やっぱり12月といえば、クリスマス!
そこで、クリスマスにちなんだ読み聞かせのお話しを作ってみました。
今日はそのお話しをご紹介させていただこうと思います。
クリスマスにちなんだお話し
トビーのプレゼント
たのしい音楽が流れ、不思議な町。
その町にいると、ココロにも楽しい音楽が流れ、ワクワクした気持ちになるのでした。
そこは、とある北欧のちいさな町でした。
そう、サンタさんのいる町です!!
12月にさしかかると、世界中の子供たちが待ちに待ったクリスマスが
いよいよ近づいてきます。
サンタさんは、子供たちが喜ぶプレゼントを
ようせい達と相談しながら、準備に大忙しでした。
そんな忙しそうなサンタさんを毎日見守っていた、トナカイのトビー。
心配そうなまなざしで、サンタさんを見ていました。
クリスマスの夜は、本当にとっても大変なのです。
まず、寒い夜に、空をビュンビュンとソリにのって、
飛ばなければいけません。
そして、子供たちの家につくと、休む暇もなく、
えんとつやクリスマスだけに使える魔法を使って、
大きなプレゼントしょって、子供たちに見つからないように家に入ります。
そして、プレゼントを置くと、また、さむい冬空を飛んで、
次の子供の家へと急がねばならないのです。
トビーはふと考えました。
今年くらい、サンタさん休んでもいいよね・・・と・・・。
トビーがそんなことを考えているとは知らないサンタさんは、
大きなプレゼントも、ちゃんと担ぐことができるように、
体力がつくよう、その日のごはんもたくさんたべていました。
さぁ!!いよいよクリスマスの夜になりました。
トビーと一緒にソリをひくトナカイたちは、ドキドキ・ワクワクしています。
「あれっ?トビーがいないよ!!」
仲間の2匹のトナカイたちは、トビーがいつの間にかいないことに、気づきました。
あわてて、サンタさんに知らせます。
サンタさんは、2匹のトナカイに言いました。
「ソリは、お前たちトナカイが3匹いないと空を飛べないのじゃ。
いそいで、トビーを探しておくれ。」
2匹のトナカイとようせい達も加わって、みんな一生懸命トビーを探しますが、
なかなかトビーは見つかりません。
サンタさんは、椅子に座って、困った顔で考え込んでしまいました。
その様子を近くの草むらで、じっとみつめているトビーがいました。
トビーは、自分がかくれることで、
サンタさんが今年のクリスマスをゆっくり過ごせると思ったのでした。
まるで、良いことをしている気分で、ワクワクしてかくれていました。
でも、ずっとかくれていると、
サンタさんの顔はどんどん悲しくみえていきます。
ふと、サンタさんのひとり言が聞こえてきました。
「困ったのぉ。子供たちがこの日をいまかいまかと待っているというのに・・・。
子供たちがかわいそうじゃ・・・。
子供たちの笑顔がみたいのに・・・。」
トビーはハッとしました。
自分がしていることは、サンタさんを悲しませている!!
トビーはあわてて、サンタさんの前にかけよりました。
トビーを見たサンタさんの顔がパァっと明るくなりました。
「ごめんなさい、サンタさん。
ボク、サンタさんが今日はあんまり忙しくなるから、心配で心配で・・・。」
そこまで言ったトビーをサンタさんがギュッと抱きしめてくれました。
ニコニコのサンタさんを見て、トビーはなぜか涙があふれていました。
「いいんじゃ・・・。
ワシのことを思ってくれたお前の優しいきもちが、うれしいよ!!
ありがとう!トビー。」
そう言ったサンタさんの目にも涙がポツリとこぼれていました。
さて、いよいよ出発の時間になりました!!
サンタさんとトビーたちは、たくさんのプレゼントをソリに乗せて冬のきれいな大空へと飛び立ちました。
リンリンリン・・・リンリンリン・・・
ようせい達が手をふってサンタさんとトビーたちを見送ります。
子供たちの家につくと、いつも通り、
サンタさん一生懸命プレゼントを配っていきました。
ある男の子の家についた時です。
部屋の窓からサンタさんの様子を見ていたトビーはピカピカ光るクリスマスツリーに何かおいてあるのを見つけました。
そこには、オレンジ色のおいしそうなニンジンとあったかいミルクそして、
お手紙がおいてありました。
サンタさんとトナカイさんへ
「さむいよるに プレゼントをもってきてくれてありがとう。
サンタさん、あったかいミルクをのんで かぜひかないでね。
トナカイさん、にんじんたべて ソリをひっぱるのがんばってね。
いつもありがとう。」
サンタさんとトビーの心は、とても温かくなりました。
トビーはスヤスヤねむる男の子の部屋にむかって、おじぎをしました。
クリスマス・・・
今年もサンタさんとトビーたちは冬のきれいな大空をニコニコで飛び回ります。
~おしまい~
まとめ
いかがでしたでしょうか。
クリスマスのあったかいお話しを作れたらと、一生懸命考えてみました。
少しでも楽しんでいただけたら、うれしいです。
そして楽しいクリスマス思いながら寝る前に
読み聞かせしてもらえたら嬉しいです。
今日も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
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