こんにちはnikokoです。
9月に入り、いよいよ秋!!
ブドウにクリ、梨やさつまいもとおいしい秋の味覚が味わえる季節になりますね。
しかし、まだまだ暑い!!
お外は暑すぎて無理!!
まだ外にいろいろ出かけるのには不安がある・・・といろんな思いの方々もいらっしゃることと思います。
だからといって、毎日お家ばかりで過ごしていると、子供たちも動き回りたい!はしゃぎたい!とウズウズ・グダグダになってしまう日もたくさんあります。
そこで、時々ゆっくり親子でお話をする時間を作ってみませんか。
今日はそんな時にピッタリかなと思う読み聞かせのお話を創作したのでご紹介させていただきます。
このお話を創作したきっかけ
子供がまだ小さく、悪天候の日が続いてなかなか外遊びができなかった時に、
「ママ!楽しいワクワクするお話をして!」とリクエストをもらったことがありました。
ドキドキワクワクする話っていきなり言われても・・・と戸惑いましたが、とりあえず即興で話してみることに。
何も計画せずに話すので、展開が急すぎたり、「なにそれ~」となる内容にもなったりしましたが、子供たちは喜んでくれました。
途中で物語の方向性に迷った時は、選択肢をつくってクイズ形式で子供たちとお話を一緒に考えていきました。
これが効果抜群!!
自分で選んだアイテムや食べ物、方角などいろいろなことを自分で選んでお話が進んでいくので、さらにワクワク・ドキドキ感が増したようです。
今日は、中でも子供たちに好評だったお話をご紹介しようと思います。
時折、クイズみたいに自分たちで何かを選ぶ場面がいくつか出てきます。
自分だったら、自分の子供だったら何を選ぶかなと考えながら読んでいただくと、より楽しめるかもしれません。
ちょっと「え?」というような展開もあるかと思いますが、そこは大目にみていただけるとありがたいです。
でも、一生懸命ワクワク感が多く楽しい作品にしたいと考えました。
みなさんが、少しでも楽しい気持ちになっていただけたらうれしいです。
このお話を語っているときにおきた我が家のエピソード
このお話は今までのお話とは違い、ちょっと長めのお話だったので、
途中で「つづく・・・」となるのですが、子供たちは「えぇえええええええええええ!!どうなるの?どうなるの?少しだけ教えて!!」とキラキラした目で訴えてきました。
我が家の場合、読み聞かせ(語り聞かせ)をする時間は、寝る前になっていたので、あんまり長くなると、語る私に睡魔がおそってくるのです(笑)
なので、もう寝かせたいなと思うときは、途中で続くようにしていました。
子供たちは、毎晩続きのお話がききたくて、サッと寝る準備をして「おはなしして~!!」とリクエストするようになりました。
時々クイズが入ったりするのですが、ワクワクしすぎて、布団の上で飛び跳ねてしまうことも・・・(かえって寝れない(笑))
そんな思いでがよみがえるお話です。
創作物語
マークとラークひみつの森
第1話
むかしむかしある森に、2匹のクマの兄弟がいました。
兄のマークは、本を読むことが大好きでした。
いつも森の学校の図書室に行き、そこで何時間も読書することが何より幸せな時間でした。
弟のラークは、力仕事が大好きでした。
いつもお父さんの手伝いをして、丸太を運んだりすることが何より楽しい時間でした。
2匹の兄弟は、正反対の性格でしたがとても仲良しでした。
それぞれが苦手なことを、相手が得意としていたので、とても尊敬しあっていたのです。
そんなある日のことです。
マークとラークは、学校が春休みでおやすみなので、朝おそくまで2階のベッドのある部屋でスヤスヤ寝ていました。
突然、下のキッチンから「ギャー!!」というおかあさんの声が聞こえてきました。
マークとラークはびっくりして飛び起き、急いでおかあさんのいるキッチンに向かいました。
「おかあさん、どうしたの?だいじょうぶ?」
マークとラークが心配そうにおかあさんぐまに尋ねました。
おかあさんぐまは、真っ青な顔で少しふるえながら、こう答えました。
「おとうさんが!おとうさんが!・・・鳥になっちゃったのよ!!」
「えっ?」
マークとラークはおかあさんが何を言っているのかわかりません。
おとうさんが鳥?どういうこと?
おかあさんは深呼吸をして、マークとラークに説明してくれました。
おとうさんは今朝早くに森にでかけ、まだ朝晩が冷えるので、ストーブのまきを取りに出かけていたのでした。
おかあさんが朝ごはんの用意をしているとき、突然、コンコンっと扉の方で音がしたので、あけてみると、目の前におとうさんが立っていたのでした。
しかし、急にお父さんの体がみるみるうちに小さくなり、目のするどいタカらしき鳥に変身して羽ばたいていったというのです。
マークとラークは、泣いているおかあさんをなだめると、こう言いました。
「おかあさん、大丈夫!!僕たちがおとうさんを助けに行くよ!必ず、くまのおとうさんに戻して一緒にかえってくるから!!おとうさんが帰ってくるかもしれないから、おかあさんは、おうちでまってて!」
マークとラークはおかあさんが作ってくれたハチミツパンケーキのお弁当箱とあったかいハニーティーの入った水筒をリュックにつめ、おとうさんが羽ばたいていった方を目指して出かけていきました。
「お母さん!いってきます!!」
おかあさんが、心配そうに、見えなくなるまで、手をふっていてくれたのでした。
さて、マークとラークは、森の道沿いで見つけたものでおとうさんを見つけやすくする道具を作ることにしました。
Q.さて、マークとラークは何を道具に使った?
1.おおきなカエデの葉っぱ
2.透き通るようにきれいな石
3.じょうぶな長い木のツル
(子供たちにマークとラークが使うものをそれぞれ選んでもらい、アイテムにする。)
(例えば、 2.透き通るようなきれいな石をマーク
3、じょうぶな長い木ツルをラーク を選ぶ)
兄のマークはすき通るようなきれいな石を太陽の光の方にかざしてみました。
すると、不思議なことに石の中から光がさし、ある方向へと照らしてくれました。
兄のマークと弟のラークは、びっくりしてお互いに目を見合わせましたが、その石が教えてくれた方へドンドン進んでいきました。
すると、一本の大きな木にとどりつきました。
その木には、おいしそうなブドウがたくさんなっていました。
Q.さぁ、このぶどうを取りますか?
(ぶどうをとる場合)
ラークは、もっていたじょうぶなツルをぶどうめがけて投げてみました。
ツルはブドウをうまく枝からはなしてくれて、ラークの手元に落ちてきました。
ラークは一粒食べてみようとしましたが、なぜか胸騒ぎがしたマークに止められて、そっとブドウをリュックに入れました。
(ぶどうをとらない場合)
マークとラークは、だれかのブドウの木かもしれないと思い、ブドウを取るのをやめました。
ラークはふと、もっていたツルをきれいに丸め、持ち直しました。
その時です。知らない間に、ツルがブドウの枝にあたり、ラークの開いていたリュックにぶどうが、ポトンと落ちたのでした。
何も知らないラークは開いていたリュックのチャックを閉め、マークとラークはそのまま歩いていきました。
つづく・・・。
第2話はこちらから
まとめ
ちょっと長くなりそうなので、今日はこの辺で・・・。
寝る前に、読み聞かせ(語り聞かせ)をするのが、日課となっていた我が家・・・。
今のお話は最後までお話すると、長くなり寝れなくなるので、だいたい2~3分くらいに分けて話をすすめていきます。
少しでも多くの方に、たのしい!!と感じていただけることができたら、うれしいです。
今日も、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
こちらは私が読み聞かせの為に創作したお話です。
無料ですので是非読んでみて下さい。
第2話はこちらから
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