読み聞かせ話を作ろう!子どもと一緒にお話しを考える④

読み聞かせ

こんにちは、nikokoです。

1日の終わり・・・寝る前はココロがあったまるような楽しいお話があったりするとうれしいですよね。

そこで、今日も、寝る前の読み聞かせ、語り聞かせ・素話を書いてみました。

前に書いた冒険のお話の続きです。

 

素話・語り聞かせのメリットについては以前のブログをみてください。

*他の読み聞かせのお話も以前のブログにあります。よかったらみてください。

「春風のなかのサリー」

「まほうのぶらんこ」

「いけっ!ぼくのココロ隊!!」

今日のお話しは、上記のお話しとは雰囲気がちょっと違います。

ワクワク感や子供と一緒にお話しの中で問題を解決していく楽しみがあればと、冒険のお話しになっています。

少しでも楽しんで頂けたら、うれしいです。

今までのお話しのあらすじ

ある日、突然、大きなタカに変身してしまったお父さんを助けるため、

2匹の兄弟くまは、森に冒険に出かけます。

森の小路で見つけた不思議な道具、とっても大きな木になっていた

謎のフルーツ・・・。

 

そして、突然、先を進むマークとラークの前に、巨大な生き物が現れ、

2匹に襲いかかります。

危機一髪の2匹の前に、大きなタカが現れ、間一髪助かるマークとラーク・・・。

お父さんらしきタカに助けられ、マークとラークはお父さんが飛んで行った方向を再び目指すのでした。

すると、洞窟に住む主のコウモリに出会います。

コウモリに、ラークのリュックに入っていたぶとうをあげると、

不思議なことが起こるのでした。

コウモリからの難関を乗り越え、マークとラークは魔法の紙も手にします。

はたして、2匹のこぐまは、無事おとうさんを見つけて

助けることができるのでしょうか・・・

作ってみた!!簡単創作素話

 

洞窟で1晩すごしたマークとラークは、翌朝、すごい勢いの雷で目を覚ましました。

今日はとても強い雨が降っていて、雷もとどろいている朝でした。

 

マークとラークは、リュックの中をみてみましたが、

食べ物はもう何も残っていませんでした。

昨日の夜も、疲れて何も食べずに寝てしまったので、もうお腹はペコペコです。

ふと、マークはポケットに手をつっこむと、1枚の真っ白な紙がありました。

昨日、コウモリタカにもらった何でも願いがかなうという紙です。

 

「その紙に、いっぱい蜂蜜が食べれるようにして!って書こうよ!!」

と、ラークは目を輝かせながら言いました。

 

さぁ、みんなは紙にラークにのように書いちゃうかな?

<書く場合>

マークはラークのアイデアに

「それはいい!!」

とうなずき、大きな字で

「ぼくたちに、たくさん蜂蜜をください!!」

と書きました。

 

しばらくすると、あんなに降っていた雨がピタッとおさまりました。

ふと洞窟の入り口を出ると、目の前の坂道から何かゴロゴロと大きなツボが転がってきます。

ピタッとマークとラークの前でそのツボはとまりました。

中にはあまいあまい蜂蜜がどっさり入っていました。

「やったー!!」

マークとラークは、そのツボの蜂蜜をお腹位いっぱい食べました。

 

<書かない場合>

マークは、ラークのアイデアに

「いや、ここで使うのはもったいないよ。もしかしたら、この先何か難しいことが待っているかもしれない。まだこの紙はとっておこう!!」

 

しかしラークのお腹はもう限界なのでした。

マークが違う方向をむいている間に、マークのポケットからサッと紙を取り出すと

「たくさんの蜂蜜をください!!」

と書いてしまいました。

マークが気付いたときは、もう紙に願い事を書いた後でした。

すると、洞窟の目の前の坂道から何かゴロゴロと大きなツボが転がってきます。

ピタッとマークとラークの前でそのツボはとまりました。

中にはあまいあまい蜂蜜がどっさり入っていました。

「仕方ないな・・・。食べよう!」

と、マークは言いました。

マークとラークは、そのツボの蜂蜜をお腹位いっぱい食べました。

 

 

 

蜂蜜のツボをカラッポにしたマークとラークは、ふとツボの奥をみてみると、

何か光るものがあることに気付きました。

それは、小さな鍵でした。

マークは手をつっこんで鍵をとろうとしました。

鍵をたぐりよせ、手でつかんだときです!!

ファーっと体が突然小さくなって、マークはツボの中に吸い込まれてしまいました。

 

「マーク!!だいじょうぶか?」

 

ラークは、ツボの中をのぞき込みながら心配そうに聞きました。

 

「だいじょうぶだよ・・・。」

 

小さい声ですが、しっかりとしたマークの声が中から聞こえてきます。

そしてマークはこう言いました。

 

「ラークは、このツボを担いでこの先の道をすすんでくれないか?

ぼくは、ちょっとここでやることがあるから!」

 

「わかった!!」

 

ラークはマークのいうとおり、蜂蜜が入っていたツボを家をでた直後に拾った丈夫なながい木のつるでくくり、担ぎました。

そして、目の前の坂道を歩いていきます。

さっきまで、あんなに雨がふっていたのに、もう太陽がでてきてジメジメした暑さを少しずつ感じます。

ラークはツボの中のマークが心配でたまりませんでした。

時々、コンコンっとツボをたたいてみます。

すると、コンコンっと小さいですが、音のかえしが聞こえてきました。

 

「きっと、マークだ!だいじょうぶだ!」

 

ラークはそう信じて、坂道をのぼっていくのでした。

 

すると、ラークの目の前に大きな桃の木があらわれました。

とってもあまそうな桃の木です。

ツボも重かったので、ラークはひとまず桃の木の木陰にツボをおろし、少し休憩することにしました。

ラークがツボをおろすと、桃が1つポトンとツボの中に落ちていきました。

 

「あっ!!マークだいじょうぶか?」

 

マークは体が小さくなっていたので、桃につぶされていないか、ラークはハラハラして聞きました。

しかし、中から声が聞こえてきません。

コンコンっとたたいてみても音の返しは聞こえてきませんでした。

 

「マーク!!マーク!!」

 

ラークはツボの中にむかってさけびます。

 

「だ、だいじょうぶ・・。ちょっと声が大きいから静かにして。」

 

と、マークの声がきこえてきました。

 

「あ~よかった!!」

 

ラークはホッとして、もう1回ツボの中をのぞきました。

何かツボがガタガタとふるえています。

すると、ツボの中から光がパーッとさし、マークが飛び出してきました。

 

「マーク!!あ~よかった!ぶじでなにより!!」

 

マークとラークはお互いの無事を喜び合いました。

マークがツボの中で何をしていたかは、次回のおたのしみ・・・。

 

つづく・・・

 

まとめ

今日のお話しでも、場面を選択する機会をつくってみました。

こどもたちと、一緒にお話しを作っていけたらいいなと思い創作していました。

ちょっとハラハラしたり、ホッとしたり、ワクワクしたり楽しんでいただけたら、

うれしいです。

 

今日も最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

 

 

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