こんにちはnikokoです。
今日は、前に作ったお話しの続きを書こうと思います。
少しでも、ワクワクしていただたり楽しんで頂けたらと思い、わたしなりに一生懸命考えてみました。
前回のお話しもまだの方は読んでいただけたらうれしいです。
「リンティーと小さなキラメキ山」前回のあらすじ
遠い遠い北の方の小さな国にある小さなある山。そこはキラメキ山といって、不思議な力をもつ妖精たちの住む秘密の山でした。
それぞれ異なった力をもつ妖精たち・・・。
まだ自分の力を知らないかわいい女の子の妖精リンティーは、とにかく走ることが大好き!!
ある日母のスザリーナママから今日はいいニュースがあることを教えられます。
なんのニュースか知りたくてたまらないリンティーは、父親のロンティーパパのもとへ急ぐのでした。
パパのいるポカポカ川めがけてドンドンすすんでいくリンティー
しかし、その途中、転んでケガをしてしまうのでした。
そこにダン(ダンキ)という男の子の妖精が現れ・・・。
「リンティーと小さなキラメキ山」第2話
すっかり傷の痛みが消えたリンティーは、スカートの砂をささっとはらって立ち上がりました。
「ほんとうにありがとう!
ダン。あなたに、なにかお礼をしなくちゃいけないわね。」
リンティーは、ダンにニコリと笑いながらいいました。
ダンはちょっと赤くなりながら
「別にたいしたことはしていないし、気にしなくていいよ」
と優しくいいました。
「そんなわけにはいかないわ。
こんなに元気に走れるようになったんだもの」
そういうと、リンティーはその場で足を動かしてみせました。
それを見たダンは、ハハハっと笑いながら
「きみっておもしろいね。
そういえば君の名前を聞いていなかったなぁ
ぼくは今日このかがやき坂の近くにひっこしてきたばかりなんだ。」
といいました。
「あら!そうなの?
わたしの名前はリンティー。
わたしの家はかがやき坂を向こうにむかって下りたところにあるのよ。」
そういって、リンティーはさっき、かけあしで登ってきたかがやき坂の方を指さしました。
「ぼくの家は今いるところをくだったところさ。」
リンティーとダンは、それぞれのおうちが、反対側のかがやき坂のふもとにあることを知り、なんだかおかしくなって、笑い合いました。
「ダン、あなたのおうちに今度うかがってもいいかしら。
わたしね、今なにも持っていないの。それに今ちょっといそいでいて・・。
こんど必ず今日のお礼をするわね」
そういうと、ダンが返事もしないうちに、リンティーはダンに手をふりながら、また足早に坂をくだっていきました。
ただし、今度は転ばないよう注意をはらいながら、下りていきました。
かがやき坂をおりると、青色の屋根に黄色いえんとつがある家をみつけました。
(きっとここが、ダンの家なんだわ)
そう思いながら、リンティーはまた、どんどんポカポカ川めがけて走っていきます。
ポカポカ川についたときには、ちょうどお茶の時間になっていました。
キラメキ山感謝祭の準備が終わった、ロンティーパパたちが、たき火をかこんで、ホットレモンティーを飲んでいました。
「パパ~!!」
そういいながら走ってくるリンティーをみて、パパはニコニコしながら言いました。
「リンティーもレモンティーを飲むかい?」
「えぇ。ありがとう」
あったかいレモンティーとポカポカ川がリンティーの心もあったかくポカポカにしてくれます。
「それにしても、こんなところまでどうしたんだい?」
ロンティーパパはリンティーにたずねました。
「ママがね、今日わたしにとっても素敵なニュースがあるっていったの。
それがなんなのか、わたし早く知りたくて!!」
リンティーが興奮しながら、ロンティーパパに言いました。
ロンティーパパは、あたたかく優しく微笑みながらそして、なぜか少しさみしそうにこう言いました。
「リンティーはもう10才だね。
このキラメキ山の妖精は、不思議な力をもっていることは知っているね。」
「えぇ。ただ、わたしはまだうまく見つけられなくて・・・。」
リンティーは自信がなさそうにそういうと、パパはこう続けました。
「みんながみんなすぐに力をみつけられるわけではないから、大丈夫だよ。
ある時期になると、みんな自然とわかるようになるのさ。
そして、その力を強くするために、みんな学校にいくんだ。
リンティー、君も学校にいこう!」
リンティーはびっくりして、でも、うれしくて飛び上がりました。
でも、ただ1つ不安なことがありました。
「ねぇ。パパ・・・。
わたし、まだ自分の力が分からないのにみんなと一緒に学校にいってもだいじょうぶかしら・・・。」
ロンティーパパは、心配そうなリンティーをそっと抱きしめながら言いました。
「力だけにたよってもだめなんだよ。
大切なことは、自分の中に必ずある。
その大切なことを大事にして楽しんでいくことが重要なんだ。
わかるかい?」
じっとロンティーパパの話をきいていたリンティーは大きくうなずきました。
「リンティーなら、きっと素敵な力も見つけることができるよ。
パパたちがいつも応援していることを忘れないでおくれ。」
パパの言葉に、心があったかくなっていったのをリンティーは忘れませんでした。
リンティーとロンティーパパは、ぽかぽか川のそばで、学校のあるキリキリ峠の方を、じっと見つめるのでした。
キラメキ山感謝祭のお祭りの歌が、ここちよく流れているのでした。
つづく・・・。
まとめ
新しい世界にとびこむときは、結構不安もついてきたりします。
でも、そんな中で自分の心に正直に行動して楽しんでいくことができたら、そんな不安もふきとぶかもしれません。
お話しのつづきも、楽しくなるように、また一生懸命かんがえていきたいなと思いました。
今日も最後までよんでくださり、ありがとうございました。
コメント