こんにちは、nikokoです。
今日は、私が創作した読み聞かせのお話を紹介していきたいと思います。
今回のお話は、なかなか夜、寝付けない子供のために私が創作した(無料です)
「読み聞かせ」(語り聞かせ)のお話です。
なかなか寝付けなくて、不安になっている子供が、少しでも穏やかな気持ちになって安心した気持ちになれたらと、ゆらゆらゆれるブランコを思い浮かべながら、創作しました。
ぜひ最後まで読んで頂けたら、うれしいです。
「まほうのブランコ」
ある森のある大きな木の太いえだにブランコが1つありました。
そこは、とても不思議な場所でした。あたりは、草や木が生い茂っていて、うす暗いのにブランコのあるところだけは、いつも光に照らされていました。
ブランコは、黄・緑・赤・オレンジ・青・あい色・紫とカラフル七色をしていて、まるで空にかかる虹のようでした。
とある日のことです。その日は小雨がパラパラ降っている日でした。
一匹のリスがブランコの前にやってきました
リスがブランコに乗ると、不思議なことに大きな風がブワーっとふいて、ブランコが優しくゆれ始めました。
リスは、仲間のリスで大好きなお友達がお誕生日だったので、大きなどんぐりをあげたっかたのですが、うまく見つからずに悩んでいたのでした。
「はぁ~。どうしよう。困ったなぁ・・・。」
でも、ブランコに乗っているとあら不思議!!
心がポカポカしてきて、元気が出てきました。
するとそこへ、しっぽがフサフサの一匹のキツネがやってきました。
「おいリス君。オレちょっとブランコにのってみたいんだ。このどんぐりをあげるから、
代わってくれないか?」
キツネは、それはそれは大きなどんぐりを持っていました。
「ありがとう!キツネさん!!」
リスは大喜びで大きなどんぐりをもらうと、キツネにブランコをゆずってあげました。
キツネもまた悩み事がありました。
体の毛がボウボウと長くなってしまい、森を走ると枝にひっかかりからんでしまって、困っていたのです。
気分転換にブランコにのるとあら不思議!
心がサラーっとさわやかになり、元気が出てきました。
するとそこへ一匹のカマキリがやってきました。
「キツネさん。わたくし、ちょっとブランコにのってみたいの。何か切ってほしいものがあるなら切ってあげるから代わってくれないかしら?」
それはそれは大きなハサミをもつカマキリでした。
「ありがとう!カマキリさん!!」
キツネは、大喜びで毛をきれいに切ってサンパツしてもらうと、カマキリにブランコをゆずってあげました。
カマキリもまた悩み事がありました。
もうすぐ冬なので、卵をうむ木をやっと見つけたのですが、下にクリのトゲトゲの皮がたくさん落ちていて、うまくその木に登れなかったのです。
気分転換にブランコにのるとあら不思議!
心がホンワカかるくなり、元気が出てきました。
するとそこへ一羽のカラスがやってきました。
「なぁ、カマキリさん。ぼく、ちょっとブランコにのってみたいんだ。どこか飛んでいきたいところがあるなら連れて行ってあげるから、代わってくれないかな?。」
それはそれは大きな立派なつばさをもつカラスでした。
「ありがとう!カラスさん!!」
カマキリは、大喜びで卵をうみたい木のところまで飛んで連れて行ってもらうと、カラスにブランコをゆずってあげました。
カラスもまた悩み事がありました。
黒色の羽根のカラスは、たまにでいいから違う色の羽根になってみたかったのです。
気分転換にブランコにのると、あら不思議!!
心がワクワクして、元気が出てきました。
すると、パラパラ雨の空に、パーっと太陽が差し込んできました。
そして、大きな虹の橋ができたのです。
その虹の一番はじっこは、七色のブランコへとつながっていました。
カラスの羽根が、虹の光にあたり、ブランコがゆれるたびに、七色に輝きはじめました。
「ありがとう!!ブランコさん!!」
カラスは大喜びで、堂々と自分の大きな翼をはばたかせ、晴れわたった大空へと飛んでいきました。
そしていつの間にか、パラパラ降っていた雨がやんで、太陽の光とあわさって、きれいな青空が広がっていきました。虹の橋も。
ある森のある大きな木にある、幸せな心を届けてくれるまほうのブランコ。
明日は、どんな動物がやってくるのかな・・・。
~おしまい~
まとめ
このお話を最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございます。
このお話で、読む人も聞いた人もみんながあったかい気持ちになれたらと、
頑張って考えました。スマホを見ながら読み聞かせしてくれてもいいですし、
お話を覚えて語り聞かせをしてもらってもどちらでも大丈夫です。
うまく書けていないかもしれませんが、一生懸命、精いっぱいわたしなりに、心がホッとあったかくなれるお話を考えていけたらと思います。
読み聞かせを習慣にしていると子供たちの表情が明るくなってくるので
ぜひお話してあげてください。
前に書いた「はるかぜのなかのサリー」も、よかったら読んでいただけると嬉しいです。
だれかのために作ったお話が、だれかのココロに届くと嬉しいです。
みなさんも、ぜひ、お話を作ってみてください。
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