読み聞かせをする親の意外で効果のあるメリット

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こんにちはnikokoです。

読み聞かせは一般的に子どもの語彙能力や将来の学力の向上、またコミュニケーション力の向上につながるだろうなということは読み聞かせのメリットとして多くの方が予想がつくと思います。が、実は読み聞かせには、本を読み上げる親にも意外で絶大な効果があることがわかりました。

今日はそのことについてお話ししていきたいと思います。

読み聞かせのメリットは子どもだけでない!?

読み聞かせには以前のブログでも書いたように自己肯定感や理解力、表現力、語彙能力が上がるということが言われています。

そして育児に少しでもかかわったことがある方であるならこの効果を経験的に実感されている方も多いと思います。

私も色々調べていく中で子どもに対して効果やメリットがあることは科学的にも良くわかりましたが、読み聞かせをする親にも効果があるという事実に触れることが出来たのでご紹介していきます。

読み聞かせは親の育児ストレスが減る!?

東北大学加齢医学研究所 所長の川島隆太先生の研究によると

約8週間、読み聞かせをする前と後で比較すると親(実際に読み聞かせをした母親)の子育てストレスは低下している。

青春出版社 「本の読み方」で学力が決まる 川島隆太監修 松崎泰 榊浩平著 より引用

 

ということが明らかになりました。

ホントに!スゴイ効果だね!

どうしてこうなるのかなぁ?

詳しくストレスの内容を見てみると

全般的に母親の子育てストレスが低下していましたが、

その中で特に「子供の行動に対して母親が感じるストレス」が低下してました。

これは子どもの機嫌の悪さ、落ち着きのなさ、新しい刺激への慣れなさといったことが原因となって出てくるストレスが少なくなっているというものでした。

 

どういう事かと言うと

読み聞かせの結果、子どもの気持ちや行動が落ち着いたり、

新しい場面や環境でもじっくり取り組むことが出来る様になった。

と感じられるようになるということが母親のストレスの減少の1つの要因と考えられるようです。

また読み聞かせの時間が多くなると母親のストレス度も低くなるということも関係するということがわかりました。

 

このことから読み聞かせをすると子どもの語彙能力聞く力が向上する。

コミュニケーションが良好に出来る様になる。

すると親や先生からの話をよく理解して行動でき日常生活の適応が高まり、

子どもの問題行動が減ってくる。

親のストレスも減ってくる。

日常生活がスムーズになる。

 

と考えられます。

読み聞かせには子どもだけでなく親にも凄い効果があるのですね!

 

音読効果で脳が活性化!

読み聞かせは声を出して音読しますよね。

実は音読は黙読と比べて多くの領域で脳の活動が活発化することがわかっています。

 

音読をしているときの脳の状態は前頭前野を中心に脳全体を活発化させています。

ちなみに前頭前野は判断力、思考力を司りとても重要な役割を担っている部分です。

 

音読は文字を見る「視覚」、と言葉を聞く「聴覚」の感覚を使い、「文字を読み取る」「文字の意味を理解する」「理解した文を声に出す」「声にした文を音として聞く」「音になった文を再び理解する」という一連の複雑な処理をします。

音読はこのような処理を同時にこなすために前頭前野を中心に脳全体を使うようになります。したがって脳が活性化されるのです。

このように読み聞かせをすることで親の日常のパフォーマンスの向上が図られるのですね。

そして音読にはセロトニンを分泌する効果があります。

セロトニンとは神経伝達物質で精神の安定や安心感、平常心、直観力を上げるなど脳の活性化を促しストレスにも効果があると言われています。

 

つまり音読には脳を活性化させ、ストレスも軽減できる

というメリットがあるのでした。

 

 

まとめ

つまり読み聞かせをする親には

 

子どもの問題行動が減少することからの母親のストレス軽減
音読による親の脳の活性化、セロトニンの分泌によるストレス軽減

 

により育児ストレスが減少されるということになるのですね。

 

いかがでしたでしょうか?

読み聞かせは子供だけでなく読む親にもかなりのメリットがあるのですね。

今回はちょっと難しいことを書きましたが、あまりそんなことを考えずに読み聞かせを

して子どもとの触れあう時間を楽しんでいれば結果よくなるね。

くらいでよいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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