こんにちは、nikokoです。
去年に作りかけていたお話しの続きです。
ハッとちがうお話しが思い浮かび、そちらの方をご紹介してしまい、
なかなか続きがかけませんでした。
かなり前のお話なので、今までのお話の内容は、
以前のブログをご覧いただけるとうれしいです。
念のために、以前までのお話しのあらすじもご紹介させていただきます。
子どもたちと楽しめる冒険ストーリーを一生懸命かんがえてみたので、
少しでもワクワク・ドキドキして楽しんでいただけたらと思います。
いままでのお話のあらすじ
ある日、突然、大きなタカに変身してしまったお父さんを助けるため、
2匹の兄弟くまは、森に冒険に出かけます。
森の小路で見つけた不思議な道具、
とっても大きな木になっていた謎のフルーツ・・・。
そして、突然、先を進むマークとラークの前に、
巨大な生き物が現れ、
2匹に襲いかかります。
危機一髪の2匹の前に、大きなタカが現れ、
間一髪助かるマークとラーク・・・。
お父さんらしきタカに助けられ、マークとラークはお父さんが
飛んで行った方向を再び目指すのでした。
すると、洞窟に住む主のコウモリに出会います。
コウモリに、ラークのリュックに入っていたぶとうをあげると、
不思議なことが起こるのでした。
コウモリからの難関を乗り越え、マークとラークは魔法の紙も手にします。
その魔法の紙を使って、おなかがすいたマークとラークの目の前に、
はちみつのツボが現れます。
ひょんなことで、ハチミツのツボの中に入ってしまうマーク!!
ツボの中でマークが体験した不思議な出来事とは・・・。
第5話 さぁ冒険だっ!マークとラーク
ツボの中から光とともに飛び出してきたマークは、
ラークをみて、ニコリと微笑みました。
「マーク!あぁよかった!だいじょうぶだったかい?」
ラークは心配そうにマークに聞きました。
「あぁ。このとおり、元気さっ。
ラークこそツボとぼくたちを運んでいたから、つかれただろう?」
「いや。ぼくはだいじょうぶ!
ん?ぼくたちって?」
ラークは、マークの言葉で、他にだれかツボの中に
いるんじゃないのかとびっくりしました。
「そうなんだ。このツボには、ぼくたちが食べたハチミツと一緒に
さっき友達になった子が入っていたんだ!
お~い!!もう出てきていいよぉ!
それ!出ておいでぇ!」
マークは、ツボの中に呼びかけました。
すると、またまた光とともに、今度は、一匹の小さなハエが出てきました。
ブーン!ブーン!
音をたてながら、マークとラークのまわりをそのハエは飛び始めました。
「このハエさんが友達?」
ラークはマークにたずねました。
「そうさ!
このハエは、スペンサーっていう名前なんだ。
ちょうどハチミツのツボのふちに不思議な糸があってね。
その糸にからまって出られないでいたんだよ。
ぼくが、その糸をほどいてあげったってわけさ。」
とマークは得意げに答えました。
「こんにちは!」
スペンサーは、ラークを見て、ぶんぶん羽根の音をたてながら、言いました。
「こんにちは!君はどうしてハチミツのつぼの中に入ってしまったんだい?」
ラークはスペンサーに聞きました。
「むかし、謎のフルーツの話をきいてね。
そのフルーツを探しに出かけたんだが、途中で、
疲れてこのツボの中で寝ていたんだ。
そしたら、オレのことをいつもねらっていたクモのやつに、
見つかって、糸でからまってしまったってわけさ。」
ラークはスペンサーの話をじっと聞いていました。
「糸にからまったオレは、突然、まわりからハチミツがドンドンでてきて、
糸がのびる距離までハチミツがあふれてきたもんだから、あわてたさぁ!!
いったいどうなっているんだと思っていたら、急に、
きみたちの舌がツボじゅうのハチミツをすいとっていったってわけさ。」
スペンサーは興奮しながら、話をつづけました。
「しばらくすると、ツボの中が急に明るくなって、
気付いたら、マークがいたんだ!!
そして、オレの体にからまった糸をほどいてくれたんだよ。
本当に助かったよ、ありがとう!マーク!」
マークは照れながら、ニコリと笑いました。
そして、手のひらに握りしめた「鍵」をラークとスペンサーに見せたのでした。
「これ、なんの鍵なんだろう・・・。」
ラークは鍵を見つめながら考え込みました。
「はちみつのツボの中でみつけたんだよ。スペンサー、
君はこれがなんの鍵だかわかるかい?」
とマークはスペンサーに聞きました。
スペンサーは、鍵をじっとみてしばらく考え込んでいましたが、
ふと思いついたかのように目を見開きました。
「これは、あの部屋の鍵かもしれない・・・」
スペンサーはそう話すと、スペンサーの羽根の音が静かにやんで、
ラークの肩にピタリと止まりました。
マークとラークは、じっとスペンサーの話に耳を傾けるのでした。
つづく・・・
まとめ
前回のお話しから、だいぶ間があいてしまい、すみませんでした。
いかがでしたでしょうか。
次の続きのお話しも、少しでも楽しんでいただけるように、
一生懸命考えたいと思います。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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